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職場不倫は熟知性の法則

職場で不倫・恋愛が多いのは「熟知性の法則」が原因

熟知性の法則と不倫の可能性

テレビのCMや広告などで、同じ商品を何度も何度も目にしていると、いつの間にかその商品が「なんとなくいいもの」に思えてしまいます。

このような心理は、熟知性の法則によって説明することができます。これは、繰り返し同じ情報を見聞きしているうちに、無意識のうちにそれに対する好感度が高まるという現象(=単純接触の原則)です。

「なぜあんなにぱっとしない人に男性に不倫相手がいるのだろう。」と思ったことはありませんか?

職場で不倫が起きやすいのも、この熟知性の法則が働くためです。毎日職場で顔を合わせるうちに、いつのまにか相手を好きになってしまうのです。

社会心理学者ザイオンスの実験

社会心理学者のザイオンスは、次のような実験でそれを確かめています。

12枚の顔写真を用意し、それを被験者に見せるのですが、写真ごとに見せる回数に差をつけておきます。そして、写真を見た後に、その人物に対してどの程度の好意度を抱いたかを答えてもらいました。

その結果、見る回数が多かったほど、好感度も高くなるという結果が得られました。

また、ザイオンスは、アルファベットの意味をなさない綴りや漢字を使っても、同様の実験を行っています。

結果は、写真の場合と同様に、目にした回数が多くなるほど好意度も高くなりました。

ただ顔を見合わせるだけで好きになっていく

職場の若い女性と、その上司にあたる男性が不倫の関係にあるとしましょう。女性のほうは、男性に対して「優しい」「頼もしい」といった魅力を感じているかもしれません。

しかし、本当はただ毎日顔を合わせているだけで好きになっている可能性があるというわけです。

無意味な綴りや意味が分からない文字でも好きになるのですから、普通ではあまり魅力を感じないような中年男性を好きになるのも、決して不思議なことではないのです。

不倫に限らず、職場恋愛が多いのは、そういった理由です。

もし、パートナーが浮気や不倫をしているとしたら、身近な人かもしれません。

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