心理学

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恋愛と社会交換理論

尽くすタイプの心理と「社会交換理論」

尽くす人の心理と社会交換理論

恋愛をすると、つい相手に尽くしてしまう人がいます。あなたの周りにも思い当たる人がいるのではないでしょうか?

心理学者のルービンによれば、恋愛には3つの領域があるといいます。

第一の領域は「他者を必要とすること」、第二の領域は「他者の世話をすること」、第三の領域は「他者を独占し夢中になること」です。

尽くすタイプというのは、自分を犠牲にしてでも相手のために何かする人たちのことを指します。 このような行動は第二の領域にあたり、恋愛をしている人の行動としては、妥当なものと言えます。

しかし、過度に尽くす人たちの心の内側には、「相手の気持ちをこちらに向けたい」「相手の気持ちをつなぎとめておきたい」という心理が見え隠れします。

つまり、純粋でまっさらな愛情で相手に尽くしたいと思っているのではないということです。

尽くせば立場が弱くなり、粗雑に扱われる可能性

尽くすタイプの人たちの中には、尽くすことでしか愛情を表現できない人がいます。 自分の感情をうまく表現することができないので、尽くすというわかりやすい行動に出てしまうのです。

しかし、尽くしてあげれば報われるというものではありません。尽くされた側にとってみればそれが重荷になることがあるからです。

どちらか一方が尽くす、もう一方が尽くされるという関係性は対等ではないので、尽くす側の立場が弱くなっていきます。

そうなると、尽くされた側が次第に相手を粗雑に扱うようになっていくようになったり、浮気をしたりということも起こりやすくなるのです。

いつも尽くしすぎて振られてしまう人は、このパターンを繰り返していると言えます。

対等な関係を心がける

「あなたのためにこんなに色々してあげているのに」という尽くす側の思いを、尽くされた相手がどんどん負担に感じるようになると、関係は破綻に向かってしまうのです。

あなたがもし尽くす恋愛で失敗を繰り返しているなら、お互いが対等の関係でいられるよう、相手から尊敬される努力や工夫が必要であるというサインです。

恋愛と社会交換理論

「自分が相手に尽くすのが好きだから」という気持ちの裏には、社会交換理論が働いてる可能性が高いといえます。

社会交換理論とは、自分がかけたコスト(時間や労働力)と得られる報酬(満足や喜び)を比較して、満足のいく報酬である場合に二人の関係が持続するという考え方です。

この理論は、自分がやったことと同じだけ返してもらうのは当たり前だという考え方に基づいています。 「これだけ尽くしているのだから同じくらい相手にも。」と思ってしまうタイプの人がこれに当てはまります。

しかし、コストと報酬に重きを置いてばかりいては、本当のつながりや信頼関係は、いつまでたっても築くことはできません。

恋をするということは、言葉では説明できない魅力を相手に感じるところから起こるものです。

ですから、本来は恋愛に社会交換理論を当てはめることはできません。

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